2026年2月6日(金)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン3 M-19/20/21)
2026年2月6日(金)公開 / 上映時間:125分 / 製作:2025年(日本) / 配給:東宝
【監督】 三木孝浩
【キャスト】
 清水美空:浜辺美波 / 漆原礼二:目黒蓮 / 赤坂陽子:森田望智 / 柳沢玲子:古川琴音 /
 柳沢亮太:北村匠海 / 久保田理恵:志田未来 / 久保田宏之:渡邊圭祐 / 漆原遥:新木優子 /
 長野桂子:野波麻帆 / 長野翔一:西垣匠 / 長野玲奈:久保史緒里 / 長野正史:原田泰造 /
 坂東稔:光石研 / 清水佑司:鈴木浩介 / 清水美波:永作博美 / 清水花子:夏木マリ
【あらすじ】
就職活動に苦戦する清水美空(浜辺美波)には、「亡くなった人が見えてその人の声を聴くことができる」という、誰にも打ち明けることができない秘密があった。そんな彼女に運命を変える出会いが訪れる。彼女の能力に気づいた葬祭プランナーの漆原礼二(目黒蓮)から、葬祭プランナーの道に誘われたのだった。なにかに導かれるように葬儀会社「坂東会館」のインターンとなった美空は、漆原とタッグを組み、妊婦の妻を亡くした夫、幼い娘を失った夫婦など、さまざまな家族の葬儀を通して、「残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?」という問いに向き合っていく。やがて美空は、誰よりも真摯に故人と遺族に寄り添う漆原の姿勢に憧れを抱くようになり、自身も葬祭プランナーを志すことを決心する・・・
【感想】
公開を待ちに待っていた映画です。原作は第1作を読み、現在第2作を読んでいる途中ですが、読むと泣いてしまうということの繰り返しの作品でしたので、映画でもその感動が得られるような描き方をされているかどうかが一番興味深いところでした。

私は混んでいるのが好きではないので、映画は公開してから数日置いてから観ることが多いのですが、この映画は、金曜日から3日間限定の入場者プレゼントがあるということを聞いて、それが欲しくて奥さんと長女を誘って公開初日に観に行って来ました。公開初日ということと、浜辺美波と目黒蓮主役ということで、観客はとても多かったです。女子高生やオジサンオバサンなどどの上映時刻も人がいっぱいで、入場時は行列という状況でした。前日夜にチケットを購入したのですが、それでもいつもの最後列の真ん中の席は取ることができませんでした。

この映画に織り込まれたのは4家族の葬儀。最初は身重の妻を亡くした柳沢家、二番目は病気で幼い娘を亡くした久保田家、三番目は交通事故で母親を亡くした長野家、そして最後は美空が生まれた日に亡くなった姉の死に絡む祖母を亡くした清水家。原作では、三番目は第3作に掲載されており、その他は第1作に掲載されています。漆原の過去も描かれていますが、原作では第1作、第2作の途中までには出てきません。

本を読んでいて展開は分かっているはずなのに、冒頭から涙が溢れてきて困りました。4つの家族の亡くなった人への思いがこれでもかこれでもかと迫ってきて、結局最後までハンカチで涙を拭いたり流れた鼻水を拭いたりと大変でした。絶対にハンカチがいるからと長女から言われていた奥さんも横でずっと泣いておりました。身内(妻や子供)の死、家族の思い、葬儀、それだけそろえば泣くに決まっています。原作のストーリーをうまく生かして2時間の映画にうまくまとめてありましたし、それぞれの俳優さんの真に迫った演技がとても素晴らしかったです。

この映画を観て(小説も読んで)、葬儀というものをあらためて考えました。葬儀は、生きている人が納得して先に目を向けるためのものだけでなく、故人も納得して成仏できるように考えてあげる、そういうことの大切さも心に響きました。思い起こせば、父の葬儀も母の葬儀も、あまりにも軽く考えて、やるべきことを義務的に社会的におこなうという感じだったと思います。故人の思いや心残りなどを真剣に考えてみたことはなかったかもしれません。人はいつこの世からいなくなるかわかりません。日々の話せる時間を大切にすることもあらためて感じました。

原作小説は第4巻まであります。映画を観た後も、この作品は読み続けたいと思います。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。