2026年4月3日(金)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン5 G-8/9)
2026年3月27日(金)公開 / 上映時間:122分 / 製作:2026年(日本) / 配給:松竹
【監督】 池田千尋
【キャスト】
 鬼龍院玲夜:永瀬廉 / 東雲柚子:吉川愛 / 狐月揺太:伊藤健太郎 / 東雲花梨:片岡凜 /
 荒鬼高道:兵頭功海 / 鬼山桜子:白本彩奈 / 透子:田辺桃子 / 猫田東吉:谷原七音 /
 道空:尾美としのり / 雪乃:清水葉月 / 東雲早生:眞島秀和 / 東雲南津海:陽月華 /
 鬼龍院千夜:橋本淳 / 烏水:嶋田久作 / 狐雪撫子:尾野真千子
【あらすじ】
あやかしと人間が共存する世界。優れた容姿と能力で人々を魅了するあやかしたちは、時に人間の中から花嫁を選ぶ。あやかしの中で最も強く美しい「鬼」の花嫁に選ばれることは、最高の名誉とされていた。東雲柚子(吉川愛)は妖狐の花嫁である妹・花梨(片岡凜)と比較され、家族から虐げられてきた。鬼の一族の次期当主・鬼龍院玲夜(永瀬廉)に花嫁として見いだされた彼女は、突然の事態に戸惑いながらも、不器用だが優しく誠実な彼にひかれていく。玲夜もまた、一族の行く末をひとり背負う重責と孤独を柚子により癒やされるようになる。しかし、次第に柚子は自分が玲夜の花嫁にふさわしいのか、そして玲夜は柚子をあやかしの世界に巻き込むことが彼女にとって本当に幸せなのか、それぞれ不安を覚えはじめる・・・
【感想】
長女とふたりでレイトショーで観てきました。ふたりで夕食を済ませて買い物をしてからの鑑賞でした。時間の遅い上映だったからか、若い人よりも年配の方(しかもひとりの方)が目立った上映回でした。

同じ世界に人間とあやかしが共存しているというちょっと変わったファンタジー設定で、その世界での鬼の一族次期当主・鬼龍院玲夜と人間である東雲柚子の関係における純粋で美しいラブストーリーでした。妖狐・狐月瑶太(伊藤健太郎)の花嫁になった妹・花梨とそれに従う両親という家族の中で虐げられ孤独を感じている柚子の前に、王子様に当たる鬼があらわれて花嫁にするというのは、まさにシンデレラの境遇と重なります。鬼の花嫁となることの障害となるのが、花梨の妬みや憎しみの気持ちを思っての揺太だけであり、他のまやかしからの権力闘争がないのはちょっと物足りなさを感じました。

玲夜と柚子の関係は、最初から最後まで相手のことを思いながら悩みつつも自分の気持ちに正直に進むという清々しいもので、観ていて邪魔がはいってこないようにと思いながら応援しながら観ていました。長瀬廉の人を愛することに対する初々しい感じとか、吉川愛の純真で地位やお金に引きずられない感じとか、とてもいい感じでした。

一番イラついたのは東雲家で、妹も両親も自分勝手で家族を思いやる気持ちも無く、あの家族の中では柚子だけ良い子過ぎて浮いていて、柚子の家族だと思ってみてもあまりにもひどい人たちにしか見えず何の寄り添いも持てませんでした。特に花梨は姉への態度がひどく、そんな意地の悪い花梨を片岡凜が徹底して演じていました。柚子が小さい頃の花梨や両親はそうではなかったので、あのようになってしまった背景なども描いてあると良かったと感じました。

他の登場人物では、尾野真千子が顔に縄という思い切った扮装と、いいところで出てきて事を収めるといういい役どころでとても目立っていて魅力的なキャラクターでした。

ラストで、柚子の命を取り戻したために玲夜の妖力が無くなったのかそうでないのかは明らかではありませんでしたが、このあと二人は幸せに暮らせるのかどうかは気になります。コミック「鬼の花嫁」は読んでいませんが、続編もあるのでしょうか。

ファンタジーの世界での独特の世界観のラブストーリーでしたが、思っていた以上に現実感あって飛んだ感じは抑えられていて、観ていて恥ずかしいとかいうマイナスの感情は無くて、「鬼の花嫁」という作品の世界を楽しめる作品でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。