| 2026年2月28日(土)鑑賞 U-NEXT |
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2025年6月6日(金)公開 / 上映時間:96分 / 製作:2025年(日本) / 配給:東京テアトル
【監督】 冨永昌敬
【キャスト】
澁澤まどか:深川麻衣 / 安西莉子:小野寺ずる / 竹田梓:片岡礼子 / 澁澤真理央:大友律
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中村航:若葉竜也 / 江田千恵美:山下知子 / 松原伽耶子:森レイ子 / 田中美園:幸野紘子
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舟木貴和:守屋えみ / 尾本貴史 / 遠藤隆太 /
澁澤達雄:松尾貴史 / 上田太郎:豊原功補 / 澁澤環:室井滋 |
【あらすじ】
京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京から義実家にやってきたフリーライターの澁澤まどか(深川麻衣)。450年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始めるが、「本音と建前」を使い分ける京都の文化を知らず、女将さんたちを怒らせてしまう。京都の正しき伝道師になるべく奮闘するまどかだったが、事態は街中を巻き込んで思わぬ騒動へと発展していく・・・ |
【感想】
この映画は、京都がらみで面白そうだったので公開時に映画館に観に行こうか迷っていた映画だったのですが、結局観ずじまいで公開が終わってしまった作品です。今回、娘のU-NEXTのポイント期限が切れるタイミングだったのと、私が体調を崩して部屋で休んでいる時間が多かったので、この映画をポイント利用して観てみることにしました。
京都人の”心の中の思いと口にする言葉の内容が異なっている”という象徴である「ぶぶ漬けどうどす」というタイトルが面白くて、作品全体でどんなおかしさが盛り込まれていて、どんな京都の奥深さを感じられるのかを期待していたのですが、まったく期待外れの映画でした。そもそも、主人公のまどかがひどすぎます。演じる深川麻衣は嫌いな女優さんではないのですが、この映画のまどかというキャラクターがあまりにも京都を知らなさすぎるし、京都人以前の普通の感覚の常識や遠慮や配慮が感じられません。見ていてちょっとイラつきます。表と裏も感じます。こんな主人公では、京都人の奥深い考え方や行動を描くというレベルの作品にはならないと思います。NHKの「京都人の密かな愉しみ」を観ているせいか、よけいに軽く上っ面だけの描き方のように感じます。舞台は京都ですが、京都の真ん中の老舗の暮らしには程遠い感じです。
登場するその他のキャラクターも感心しません。まどかの義父・達雄(松尾貴史)は「あほぼん」だという設定にしろ、ネットで批難中傷をするという行動が老舗主人として自覚無しで飛びすぎているし、中村という京都美術大学教授(若葉竜也)も言っていることはそれなりでも不快なキャラクターだし、不動産会社社長・上田(豊原功補)もとても京都で仕事をしている品格などありません。まどかの夫・真理央(大友律)も無責任丸出しだしまどかの仕事パートナと不倫というのもよくわからないしそれをスルーしているまどかもわかりません。
それでも最後はうまくオチらしい展開でもあって締まるのかなと思っていましたが、本当にぶぶ漬けを食べるだけという中途半端な終わり方で、物語のなんの結末も感じません。
行動が軽いし変人が多いし、京都は”言葉通りに受け取ってはいけない”という表面的なそれだけのことで遊んでいるだけで面白くもないし、いくらコメディでも京都の風習や考え方をもう少し深く理解したうえでの描き方を考えてほしいと感じた映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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