2026年2月16日(月)鑑賞 Prime Video
2026年2月13日(金)配信 / 上映時間:138分 / 製作:2026年(日本) / 配信:Amazon Prime Video
【監督】 堀切園健太郎
【キャスト】
 伊沢那美:米倉涼子 / 高木凛子:松本穂香 / 柊秀介:城田優 / 矢野雄也:矢本悠馬 /
 松山みのり:野呂佳代 / 田ノ下貢:徳井優 / 伊沢航:織山尚大(幼少期:吉田大駕) /
 伊沢海:鎌田英怜奈(幼少期:藤山千恵梨) / 黒崎:谷田歩 / 足立幸人:向井理 /
 柏木史郎:遠藤憲一 / 菊池譲司:木村祐一(若い頃:鈴木武) /
 菊池美沙子:鶴田真由(若い頃:久保田紗友) / ミゲル斎藤:米本学仁 / 高田聖也:田村健太郎 /
 管理人:國本鐘建 / 澁澤勲:丸山智己 / 澁澤君江:島かおり / 真衣ランベール:入山法子 /
 ルカ:ALEX JD / ミーナ:Lily.M / 圭子:原日出子 / 倉持健臣:佐藤緋美(幼少期:横井尊) /
 泉:月島琉衣 / 倉持吾郎:生瀬勝久 / サクラ:赤間麻里子 /
 マービン・クルーゾー:Richard E. Wilson / 司会者:松下恵 / 添島:池田成志
【あらすじ】
海外で亡くなった日本人の遺体を国内に、あるいは日本で亡くなった外国人の遺体を母国に搬送する業務を担い、羽田空港内に事務所を構える小さな会社「エンジェルハース」。口は悪いが情に厚い剛腕社長・伊沢那美(米倉涼子)は、個性豊かな社員たちとともに、国際霊柩送還の仕事に日々励んでいる。そんな彼女のもとに、8年前に海外の事故で安否不明となった恋人・足立幸人(向井理)が、メキシコで生きているかもしれないという情報が届く。今さら知りたくもないと思う那美だったが、柏木会長(遠藤憲一)の命令で、メキシコで亡くなった日本人送還のため現地へ飛ぶことになる。そして、故人の魂を迎えるメキシコの祭り「死者の日」の最中、那美は送還業務に追われながらも、自身と幸人の過去と向き合うことになる・・・
【感想】
「エンジェルフライト 国際霊級送還士」は、2023年にAmazon Prime Videoで配信された6話のドラマです。2024年に時間枠内に編集されてNHK BSでも放送されました。「エンジェルフライト THE MOVIE」はその映画版となります。ただ、映画版といっても劇場公開ではなく、Amazon Prime Videoによる独占配信のみとなっています。

亡くなった人と残された人の思いを描くという点で、「ほどなく、お別れです」と同じような切なさや悲しみに心が揺さぶられる内容でした。「ほどなく、お別れです」は4つの家族の話が順次描かれるのに対して、この映画では、メキシコで運転中に事故を起こしてなくなった女性の家族、産まれたばかりの子供を突然死で亡くした家族、世界一周中になくなった車椅子生活の青年の家族、日本で亡くなった米人俳優と日本人女性たち、の4つの話が並行して進みます。さらにそれに加えて、那美の前から8年前にいなくなった足立幸人の安否の話が重なるため、ちょっと盛りだくさんでわかりにくくてひとつの話に入り込みにくいというところが残念といえば残念でした。

それでも、亡くなった人の本当の気持ちや思いを知る大切さや、残されたものの悲しみをどう受け止めて前に進むかというようなところは心に響いて感情が揺さぶられて涙が出てきます。しかし、全体的に厳かな雰囲気というわけではなく、涙するシーンは一部に限られます。そういう面では、落ち着いてストーリーを追うということができて落ち着いて鑑賞することができました。

気になった点は、感動を高めるためか、棺を外に持ち出すというシーンがこの映画でも「ほどなく、お別れです」でもありますが、この映画の棺の持ち出しシーンは手持ちで長く坂道を上るというちょっと雑な扱い方なので、現実感が感じられず脚本の軽さを感じてしまいました。また、エンジェルハースのメンバーの中には、プロ感の感じられない雰囲気の人もいて、そこも軽さを感じてしまいました。

気になる点はあったものの、設定や亡くなった人とその家族を扱うということで、よく練られた映画でとても良かったと思いました。ドラマ版もこれを機会に観てみようと思います。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。