2025年5月9日(金)鑑賞 Netflix
2006年4月15日(土)公開 / 上映時間:111分 / 製作:2006年(日本) / 配給:東宝=「名探偵コナン」製作委員会
【監督】 山本泰一郎
【キャスト】
 江戸川コナン:高山みなみ / 毛利蘭:山崎和佳奈 / 毛利小五郎:神谷明 / 工藤新一:山口勝平 /
 服部平次:堀川りょう / 怪盗キッド:山口勝平 / 灰原哀:林原めぐみ / 目暮十三:茶風林 /
 阿笠博士:緒方賢一 / 吉田歩美:岩居由希子 / 小嶋元太:高木渉 / 円谷光彦:折笠愛 /
 遠山和葉:宮村優子 / 妃英理:高島雅羅 / 鈴木園子:松井菜桜子 / 服部平蔵:小山武宏 /
 遠山刑事部長:小川真司 / 白鳥任三郎:井上和彦 / 佐藤美和子:湯屋敦子 / 高木渉:高木渉 /
 千葉刑事:千葉一伸 / 栗山緑:百々麻子 / 大滝悟郎:若本規夫 / 中森銀三:石塚運昇 /
 横溝重悟:大塚明夫 / 白馬探:石田彰 / 伊東末彦:古谷徹 / 清水麗子:平野文 /
 高田正雄:田原アルノ / 竜阿茶:小山力也 / 大野:小野坂昌也 / 深山総一郎:野島昭生
【あらすじ】
ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナン、蘭、少年探偵団と共に、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。そこで小五郎とコナンは、「ある事件を今から12時間以内に解決してもらいたい」という依頼を受ける。しかし、そのヒントはわずかなもので、解決できない場合は、全員の腕に取り付けられた腕時計型フリーパスIDを爆破すると迫られる。しかも、その腕時計型フリーパスIDは、ミラクルランドの敷地に入ったて出たら自動的に爆破するしかけになっており、コナンは灰原に連絡して皆がミラクルランドから出ないように頼む。そしてコナンと小五郎はヒントをもとに事件の真相を探るが・・・
【感想】
劇場版「名探偵コナン」の第10作目です。

いろんな登場人物が出てきてそういう意味では楽しめる作品でしたが、ストーリーはちょっと入り込めないものでした。いくらコナンや小五郎や平次のような探偵であっても、そのヒントからたった半日でその謎を解くのは無理だろうと感じてしまうものだったからです。それだけ彼らの思考が優れているということでもあるのですが、そこまで閃くと出来すぎに感じてしまいました。それと、過去の事件の背景(依頼された事件の真相)がやや複雑でわかり難いところもありました。映画版では初登場の白馬探が、本人ではなく怪盗キッドの変装であることは途中からなんとなくわかるのですが、それをわかっていないとなぜ都合よく怪盗キッドが出てきてコナン達を助けるのかというところも不思議に感じてしまいます。

ただ、その事件真相ができなければ、蘭や少年探偵団が犠牲になる、ミラクルランドから出てしまうと犠牲になるという緊迫感は面白いですし、依頼人が実はたいした人物ではなくその上を行く人物がいたという意外性も面白いですし、登場人物が多くて面白いですし、事件の細かな真相の謎がわかり難くてもそのドキドキ・ワクワクを楽しめばいいのかなと思いました。

今回は、新一と蘭の微笑ましい心のつながりのシーンが少なかったのがちょっと物足りない気がしました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。